第13回複言語・複文化WS終了報告「わたしたちをかたちづくる言語と文化―親と子と教師の体験を重ね、体験をつなぐ―」(202608WS13)
第13回複言語・複文化ワークショップ
見つめよう子どもの姿、考えよう子どもの現実
わたしたちをかたちづくる言語と文化
―親と子と教師の体験を重ね、体験をつなぐ―
2026年8月30日(日)に第13回複言語・複文化ワークショップが終了しました。今回のワークショップの参加者は全員で21名でした。親と教師、学生たちが、共にそれぞれの複言語・複文化体験を言語マップで、自分の中の複言語・複文化のありようを言語ポートレートで描き、 語り、共有しました。参加者の内訳は以下の通りです。
大人(保護者、教師、ダブル当事者の方) | 15名 | |
子ども(小・中学生、高校生、大学生、ダブル当事者を含む) | 6名 | |
今回は様々な属性の方が混ざったグループで言語マップ・言語ポートレートを作成し、ご自身のことを共有していただきました。その後、テーブルにツールを並べ、ツールを通して互いの経験を共有しあう場を設けました。日本とタイを移動する子どもたちの話だけでなく、タイに長く住む日本人や様々な国、地域を移動してきた大人たちの語りも共有されました。
この報告では、ワークショップの概要と参加者の感想をご紹介し、ワークショップの様子を写真でお伝えします。
■ワークショップの概要
プログラム概要 | |
12:00 | ワークショップ開始 ・参加者紹介、代表挨拶等 ・これまでのWSの説明、本日のWSの趣旨、進め方 ・「複言語・複文化」とは ・グループ内自己紹介 |
12:20 | 言語マップの意図と説明 |
12:26 | 言語マップ活動(写真1) 1.言語マップの作成 2.幸せシール・大変シール貼り 3.自分の言語マップの説明 4.感想記入 |
13:36 | 言語マップ活動のまとめ |
13:45 | 休憩 |
14:05 | 言語ポートレートのかき方説明 |
14:11 | 言語ポートレート活動(写真2) 1.関係性マップの作成 2.自分の関係性マップの説明 3.感想記入 |
15:06 | 作成した言語マップ・言語ポートレートの共有(写真3) 前半と後半に分かれ、ツールを見て回る |
15:50 | 登壇者による発表(写真4) |
16:01 | 全体まとめ |
16:11 | 感想記入 |
16:21 | 今後に向けて / 終わりに |
16:30 | 終了 |
17:00 | 親睦会 |
写真1 言語マップ活動


写真2 言語ポートレート活動


写真3 言語マップ・言語ポートレートの共有

写真4 登壇発表


写真5 言語マップと言語ポートレート


■参加者感想
全体感想より
・自分自身の理解もさることながら、背景が異なる人たちの話を聞けたのがとてもよかったです。(保護者)
・同じような経験をしていても、人によってぶつかる壁は違うし、考え方、感じ方にも新しい発見がありました。(学生)
・今まで複雑なルーツにコンプレックスを抱いていましたが、自分は自分でいいんだと気持ちが楽になりました。(教師)
・こんなにわかりやすくて楽しい活動とは思っていませんでした。もっと難しく、またモノリンガルの私にはそんなにかけるような特別な体験があるとも思っていませんでした。楽しくてびっくりなアハ体験をありがとうございました。(保護者)
言語マップ感想より
・過去のつらかったこと、大変だったことが今の自分を作ってくれていることに確信を持て、翻って、”結果いいことしかないじゃないか!”という発見。(保護者)
・作成したのは2度目ですが、1度目と書き方が変わったことに気づきました。自分の人生における言語の在り方への自己分析が変わったのかもしれません。(ダブル当事者)
・「ダブル(ハーフ)であること」や「日本人であること」で様々な経験をしてきたのは、自分一人だけじゃないんだと感じられました。(学生)
・自分の中にある複言語のバックグラウンドに気づき、認識することで、自分の可能性とともに自己肯定感をあげることができるように感じました。(保護者)
言語ポートレート感想より
・将来、もう一回描くとどうなるか、楽しみになった。(学生)
・スイッチのオンオフの切り換えをしていると思ったけれど、想像以上に複言語が体の中を血流のように巡っていました。(ダブル当事者)
・他の方のお話を聞いて、同じ体の部位と色でも思っていること、意図が違ったりしておもしろかったです。(学生)



