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第19回セミナーのお知らせ「複言語・複文化ワークショップで何を育むのかー各地のWS実践報告からー」(202304セミナー19)

2023年4月2日(日)に第19回セミナーを開催いたします。

JMHERATは昨年、4回にわたる連続ワークショップ(WS)で、世界各地の実践者と、当研究会で開発してきたツールを検討し、複言語・複文化ワークショップの意義を話し合いました。セミナーでは、この連続WSの参加者に、自分の実践の場に文脈化したWSを報告していただき、JMHERATが行ってきたWSも紹介します。その上で、複言語・複文化ワークショップを通して何を育むのか、何を育みうるのか考えます。


当日には参加できない方の場合、動画視聴のみへのお申し込みも可能です


概要とプログラムは以下の通りです。

みなさまのご参加をお待ちしております。

日時

​2023年 4月2日 (日)13:00~17:00(タイ時間 GMT+7)

会場

​オンライン(セミナー終了後の動画視聴あり)

コメンテーター

​舘岡洋子氏(早稲田大学)

三輪聖氏(テュービンゲン大学)

深澤伸子(JMHERAT代表)

参加費

​200バーツ(タイ国内の学生のみ50バーツ)※動画視聴のみも同額

定員

当日参加 80名

申し込み期間

​3月1日(水)~3月28日(火)

主催

タイにおける母語・継承語としての日本語教育研究会(JMHERAT)

共催

タイ国日本人会

協賛

トレイルインターナショナル校

後援

国際交流基金バンコク日本文化センター

協力

タイ国日本語教育研究会

問い合わせ

JMHERAT[@]gmail.com ※送信には[ ]を外してください。

4月19日新着情報

セミナー動画視聴 追加お申し込み 受付開始


動画視聴申し込みフォーム


下のお申込みボタンをクリックして、申込フォームに必要事項をご記入の上、送信してください。

参加費のお支払い方法については、申込フォーム内をご確認ください。

参加費のお支払いは、①銀行振込(タイ国内の銀行口座)、②PayPal、③クレジットカード の3つからお選びください。詳しくは、「第19回セミナー参加費お支払いページ」をご覧ください。


 

当日プログラム


12:30 受付開始

13:00 はじめに 

  • 本セミナーの趣旨と経緯

  • 研究会の捉える複言語・複文化能力とは

  • 複言語・複文化ワークショップのツール「言語マップ」「関係性マップ」「言語ポートレート」の紹介と使用の歴史、ツール開発に至った考え

13:30 JMHERAT実践報告

  • 言語マップWS実践紹介   

  「描き、語ることで浮かび上がる、複言語・複文化人生ー言語マップを用いたWSの経験からー」

                          JMHERAT言語マップチーム 

13:50 JMHERAT実践報告

  • 言語ポートレートWS実践紹介

  「私の言語・文化のありようを描き、語り合う意義ー言語ポートレートを用いたワークショップの事例からー」

                          JMHERAT言語ポートレートチーム

14:10 参加者グループディスカッション1

14:30 休憩

14:35 実践持ち寄り会について

14:40 日本からの実践報告

  •  関係性マップWS実践報告

    「関係性マップから見えてきた生徒たちの「世界」」

               (蜂須賀真希子 ブラジル学校/日本)

15:10 フランスからの実践報告

  • 関係性マップWS実践報告

     「私と子どもの言語環境を振り返る」                   (鈴木麻友 オンライン漢字教室/フランス)

15:40 参加者グループディスカッション2

16:10 休憩

16:20 質疑応答       (舘岡洋子、三輪聖、深澤伸子)

16:30 発表に対するコメントと複言語・複文化ワークショップの可能性

     ー複言語・複文化ワークショップで何を育むのか

               (舘岡洋子、三輪聖、深澤伸子)

17:00 終了


 

※プログラムの詳細はこちらからもご覧いただけます。

 

【調査報告タイトル・報告者】

本セミナーでは、4つの実践発表を行います。


発表① 言語マップWS実践紹介   

「描き、語ることで浮かび上がる、複言語・複文化人生(仮)」

                          JMHERAT言語マップチーム 


発表概要

JMHERATでは、言語生活を振り返り、複言語・複文化能力観で言語経験を捉え直すためのツールとして「言語マップ」を開発し、2011年からこのツールを用いた複言語・複文化ワークショップを実施しています。本発表では、改めてJMHERATの複言語・複文化ワークショップの歴史と変遷を、言語マップ活動を軸に振り返り、言語マップ活動は何を育みうるものなのか、言語マップを使用するワークショップの意義と、言語マップのツールとしての意義の双方について述べます。



発表② 言語ポートレートWS実践紹介

  「私の言語・文化のありようを描き、語り合う意義(仮)」

                         JMHERAT言語ポートレートチーム


発表概要

本報告では、言語ポートレートをツールとして用いたJMHERATのワークショップ事例を紹介します。特に、2021年に実施した親子向けのワークショップを中心に、過去の参加者の語りや気づきを取り上げます。その上で、言語ポートレートの特徴や、言語ポートレート活動を通してどのような現実が見えてきたのか、何が生まれたのか、さらに、言語ポートレート活動が参加した大人・子どもの何を育むことにつながったのかを考えます。



発表③ 関係性マップ実践紹介  「関係性マップから見えてきた生徒たちの「世界」」

               (蜂須賀真希子 ブラジル学校/日本)


発表概要

複言語・複文化ワークショップの実践は、海外に住む日本ルーツの子どもたちだけでなく、国内に住む海外ルーツの子供たちの日本語教育にも気づきを与えてくれるのではないか。報告者の勤務するブラジル学校で小学1年生~高校3年生までのブラジルルーツの生徒18名に2023年1~2月にかけて関係性マップの実践を行った。本発表では、関係性マップから見えた子供たちの「世界」を報告し、関係性マップを描くことで可視化された、子どもたちと日本社会との関係の希薄さが子どもたちにどう影響しているか考察する。そこから、私たちが取り組むべき教育課題を考えたい。



発表④ 関係性マップ実践紹介

 「私と子どもの言語環境を振り返る」                    (鈴木麻友 オンライン漢字教室/フランス)


実践概要

発表者は「海外在住の日本語家庭の子どもの日本語学習は家庭が基盤になる」という思いから、家庭内の日本語使用を豊かにすることを目的とし、オンライン漢字教室を開催している。

保護者との懇談会では、マルチリンガル育児にまつわるトピックについて話し合ってきた。そこで、今回は関係性マップを使って自分と子どもの環境を可視化して複言語環境を振り返ること、さらに、今後の言語環境の充実・拡大のためにそれぞれの家庭でできることについて話し合うことを目的とし、WSを行った。各自の多様な複言語環境の可視化と理解、話し合いの場の意義を感じたWS実践を報告する。


◇JMHERAT言語マップチームメンバー(アイウエオ順)

川合友紀子(保護者、チェンマイラチャパット大学、チェンマイ日本人補習校)

常見千絵(泰日工業大学)

藤井瑞葉(保護者)

松岡里奈(保護者、大阪大学日本語日本文化教育センター)

松本みなみ(国際交流基金バンコク日本文化センター)

村木佳子(シラパコーン大学)

渡邉あやめ(チュラロンコン大学)


◇JMHERAT言語ポートレートチームメンバー (アイウエオ順)

久保亜樹(国際交流基金ベトナム日本文化交流センター)

齋藤沙夜花(ロンドン大学大学院博士後期課程)

篠田百杏(大阪大学大学院博士前期課程)

千石昂(タマサート大学)

ツムサターン真希子(保護者)

 








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