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第22回セミナー終了報告「問い続けよう私たちの実践ーはじまりと、今と、これからとー」(20260329セミナー22)

  • 3月28日
  • 読了時間: 5分

更新日:5月15日

JMHERAT 第22回セミナー


問い続けよう私たちの実践

はじまりと、今と、これからと


日時 :2026年3月29日(日) 10:30~16:30(タイ時間)

開催方法:対面参加(タイ国日本人会別館)とオンライン配信を組み合わせたハイブリッド型

当日参加者数:49名(対面17名、オンライン32名)

動画配信:2026年5月15日(金)~6月30日(火)(要申し込み:6月22日(月)まで)

※詳細はこちらをご覧ください。


第22回セミナーは、昨年に続きハイブリッド開催となりました。対面・オンラインあわせて計10ヵ国、保護者、教師、学生、研究者など、さまざまな立場の方々にご来場・ご参加いただき、盛況のうちに閉会しました。世界各地からの参加者が対面・オンラインともに「問い」というテーマを通じて、一体となって活発な議論が行われました。


今回のセミナーは、「問い」をテーマに、三部構成で開催いたしました。第一部では「複言語・複文化ワークショップ実践報告」と題して、日本の公立小学校の民族学級での実践や、日本在住の子どもを対象としたオンラインの母語教室での実践について報告していただきました。第二部では、バンコクの「バイリンガルの子どものための日本語教室」の言語活動実践報告を、教室の保護者の皆さんにしていただきました。


どの発表もとても魅力的な実践で、第三部「自分の実践のはじまりと、今と、これからと」のグループディスカッションではそれらが契機となり、教師、保護者など様々な立場の方々がそれぞれの経験を語り合い、問いを投げかけあうなど活発な議論が行われました。コメンテーターのお話では、これまでの実践報告の理解が深まり、それぞれの現場で「問い」を持つことの意味を考えることができました。



10:00

受付開始

10:30

はじめに

コメンテーター紹介/参加者紹介/本セミナー特集の趣旨

10:50〜12:05

第1部 複言語・複文化ワークショップ実践報告

10:50

ワークショップ実践について

11:00

ワークショップ実践報告1

「公立小学校における多様な子供たちのことばと文化を捉えなおす」

李鉉淑(コリア国際学園)

11:25

ワークショップ実践報告2

「言語マップを通じて見えてきた継承タイ語教室の生徒像」

ニラモン・ラウィナン(ラックパーサータイ/東京都立大学大学院生)

11:50

コメンテーターから

12:05

休憩

12:45〜15:00

第2部 言語活動実践報告

      ーバンコク「バイリンガルの子どものための日本語教室」ー

12:45 

実践報告1 「今の活動につながる最初の「問い」から今の「問い」まで」 

事務局(衣畑美里、甲斐由紀子、小林絢香)

12:55

実践報告2 「1冊の絵本から広がる世界」

幼児部(番場千絵、小林絢香、上田瑠美子)

13:20

実践報告3 「「つなぐ」~教室と家と、僕と私と、今とこれからと ―子どもたちと共に変わる活動―」

低学年部(甲斐由紀子、川口泉、滝田由香里)

13:40

質疑応答

13:50

実践報告4 「数で知るぼく/わたしの世界」 

中学年部(衣畑美里、櫻井由紀音、川波貴之)

14:10

実践報告5「子どもの好きから始まる「わたしプロジェクト」」

高学年部(安藤浩、ニューマン杏菜)   

14:35

質疑応答

14:45

コメンテーターから

15:00

休憩

15:15〜16:30

第3部 自分の実践のはじまりと、今と、これからと

15:15

参加者グループディスカッション

15:45

全体質疑応答とコメンテーターから

16:00

まとめ


参加者の感想の一部をご紹介します。

  • 私にとって毎年3月のJMHERATのセミナーは、目の前の業務に追われている日々、「もぐらたたき」を振り返る時間になっています。今年一年は特に、学習者は多様であるのに、実践が固定化し、テンプレート化してしまうことに自分自身とてもモヤモヤしていました。動態的に、多様性に応じた実践を行っていくためにも、問いを投げかけ合い、実践を語り合える場、協働できる関係性が大切だと改めて感じました。(日本・教師)


  • 継承語としてのタイ語の教室や、バイリンガルの教室についても、知り合いの境遇や自分自身の(教員として/生徒として)の授業経験と重なる部分があり、様々な"問い"を自分に返しながら、聞かせていただきました。みなさんの取り組み、その中での気づきを人それぞれ、自分の理念につなげていくことができる、とても有意義な会でした。(タイ・教師)


  • 私は普段、所謂継承語教育に関わるような現場で日本語は教えていないのですが、人と言語が関わるという点で根本は同じだなと、改めて強く感じました。ラオスで日本語日本文化の普及活動もしているのですが、その一瞬でも現地の方に日本との良い思い出(楽しかった思い出)が残るよう意識していきたいと思います。それが思いがけないところで花を咲かすかもしれないので。また、今担当しているクラスでも、今日お聞きした発表を参考に自己表現や自分を見つめ直す機会を増やせていけたらと思いました。(ラオス・教師)


  • 民族学校(華僑学校)の教員として共感する部分が多く、「日本人ファースト」という語の影響は私も強く感じていた部分でした。公立学校という箱(?)の中で、教員の意識をどのように複言語・複文化主義を高めていっているか、また語り合えたら嬉しいなと思いました。(日本・教師)



今回は「問い」というテーマをもとに実践を見ていきました。参加者の皆様も私たち運営委員もそれぞれ全く異なる「現場」がありますが、どのように問いを立て、その問いに応え、問いを更新していくかは、現場が違っても根底にはつながることがあると感じました。JMHERATでもセミナーやワークショップなどの活動のなかで問いを意識し続けていきたいと思います。


JMHERAT運営委員


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