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第7回複言語・複文化WS終了報告「親と子どもの話を聞こうー複言語・複文化を生きる語りー」:言語マップ(202008WS07)

タイで育つ子どもたちを新たな豊かさへ繋げる 複言語・複文化の視点 第7弾


親と子どもの話を聞こう

―複言語・複文化を生きる語りー


2020年8月2日(日)と16日(日)の2日間で開催した複言語・複文化ワークショップが終了しました。2011年から舘岡洋子氏をお招きし、開催しているワークショップの第7弾です。今回は、会場での開催ではなく、オンライン(Zoom)で開催しました。タイや日本をはじめ、世界8カ国・地域から、複数の言語と文化で育った子ども、親、教師など61人が参加しました。


昨年に引き続き、複数の言語と文化で育つ子ども達と母親、父親の体験を直接聞くという活動を行いました。まず、2日に言語マップを作成し、これまでの人生における言語体験を可視化する活動をしました。16日には、2日に作成した言語マップを使ってグループで参加者同士の言語体験を話し合いました。それから、複言語・複文化を生きてきた親と子どもの体験ストーリーを聞きました。


コメンテーターの舘岡先生より「ことばは自然に身につくというより、周囲の人々とのつながりの中で必要性をもって初めて身についていくものである」とお話がありました。「語りを聞く」活動は「聞き手がいるからこそ語りが成り立つという語り手と聞き手の共構築」です。語り手と聞き手が複言語話者としての背景を共有しているため、このワークショップにおいては、共構築はより促進され、その点がヒューマンライブラリーとの違いではないかとのことでした。



■ワークショップ・1日目の活動の流れ < 8月2日(日)>

※ 2日に使用したプレゼンテーション資料はこちらからダウンロード可能です。



■ワークショップ・2日目の活動の流れ < 8月16日(日)>


※ 16日に使用したプレゼンテーション資料はこちらからダウンロード可能です。



以下、参加者からの感想の一部をご紹介します。



【参加者からの感想】

  • ワークショップを通して、海外経験や多言語環境に住むか否かに関わらず、参加者全員が当事者、わたし自身が当事者であると思い知らされました。一度当事者として自分を認識すると、他の方のご経験が他人事ではなくなり、自分事として興味が出てきました。(Kさん、保護者)

  • 今回のワークショップは、一番心が揺さぶられたように思います。昨年のワークショップに参加した時は、「私は子どももいない。親ではないし、お話を聞いてどうしよう」という想いも少し抱いたのですが、今回は、自分も当事者として(一教師として、複言語環境で生きる個人として)自分の立場から何ができるのだろうかと考えるきっかけとなりました。(Nさん、教師)

  • 「複言語・複文化」という視点は大切ですが、それと同時に、もしかしたらそれ以上に、「移動」と「ことばの学び」との絡み合いと、その先にあるものを見ていくことが、未来に向けてはもっと重要なことのように感じています。(Nさん、保護者・教師)



今回初めてオンラインワークショップを開催し、多くの方がと体験を共にし、課題がたくさん見えました。言語マップなどのツールの意味、そして語ること聞くことの意味を考えていきたいと思います。

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